九州の工務店を視察し、それぞれの特徴や取り組みについて学ぶ機会を得ました。どの工務店も地域に根ざし、独自のブランド化を進めながら、

高性能な住宅づくりを追求しており、大変参考になりました。




まず、宮崎の工務店さんでは、新築とリノベーションのモデルハウスを見学しました。特に印象的だったのは、築70年の住宅をリノベーションし、

最新の住宅性能「G3グレード」を実現していたことです。アンティークな要素と新しいデザインが見事に調和し、

伝統と現代技術を融合させることの大切さを改めて感じました。

  




次に訪れたのは鹿児島の工務店さんです。ここでは、自社敷地内にカフェや家具店を併設し、地域の人々に親しまれる場をつくりながら、

会社自体のブランド化を進めてられていました。さらに、高性能なモデルハウスを活用し、住宅の性能を伝える工夫がされており、

社長から直接ブランド戦略についてもお話を伺うことができました。ファンを増やし、地域に根付いた工務店経営のあり方が学べる貴重な視察となりました。

  





最後に訪れた長崎の工務店さんでは、パッシブデザインを取り入れたモデルハウスを見学しました。自然のエネルギーを活かした設計に加え、

遊び心あふれる空間づくりが印象的でした。例えば、住宅内にサウナを併設し、ライフスタイルの提案まで含めたモデルハウスになっていました。

さらに、敷地内にはカフェ、ケーキ屋、雑貨店などが点在し、まちづくりそのものをブランド化している点が非常に興味深かったです。



  

今回の視察を通じて、どの工務店も住宅の性能向上だけでなく、地域とのつながりやブランド化を強く意識していることを実感しました。

それぞれの特色を活かした取り組みを学び、今後の自社の方向性についても大いに参考になりました。