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【木造住宅 耐震調査】広島工務店ブログvol.1684
【
野村崇 】
投稿日:2026.01.18
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閲覧ありがとうございます。
先日、木造住宅の耐震調査をさせてもらいました。
日増しに地震に対しての問い合わせが増えているような気がします。
1981年に建築基準法が大幅な改定があり、日本における耐震設計の考え方を大きく変えました。この改定は、1978年の宮城県沖地震での被害を教訓とし、地震に対する建物の安全性をより高めるために行われ、新耐震基準の導入、構造計算、壁量計算などさまざまな基準が強化されました。
今回はその中でも、木造住宅のリフォーム工事の耐震調査と補強工事について軽く触れていこうと思います。
• 耐震調査: 現状の建物の耐震性能を評価します。主に、専門家による目視調査、必要に応じて構造計算や精密診断が行われます。
• 補強工事: 耐震性能を向上させるための工事です。壁の増設、筋交いの追加、基礎の補強など、建物の状況や調査結果に基づいて適切な方法が選ばれます。
これらのプロセスを通じて、地震に強い安全な住まいを目指します。

耐震調査の具体的な方法は、以下の通りです。
一次診断(予備調査):
• 建築図面の確認: 図面がある場合は、建物の構造や築年数などを確認します。
• 目視調査: 外観、内観をくまなく確認し、ひび割れ、傾き、腐食などの異常がないか調べます。
• 聞き取り調査: 居住者から、過去の修繕履歴や気になる点などを聞き取ります。
二次診断(精密調査)
・構造計算: 図面に基づいて、構造計算を行い、耐震性能を数値的に評価します。
• 詳細な目視調査: 壁の内部や床下など、普段見えない部分も調査します。必要に応じて、非破壊検査(赤外線カメラなど)も行います。
• 破壊検査: 木材の強度を調べるために、一部を採取して検査することがあります。(必要に応じて)
これらの調査結果をもとに、専門家が総合的に建物の耐震性能を評価し、補強工事の必要性や適切な方法を判断します。
耐震診断の結果、補強工事が必要になった場合、主な方法として以下が挙げられます。
これらの方法は、建物の構造や劣化状況、そして予算などによって、最適なものが選択されます。専門家との相談が不可欠です。
• 壁を強くする:
• 耐力壁の増設: 新しい壁を作る場合、構造計算に基づき、適切な位置に壁を設置します。既存の壁を補強する場合は、壁の内部に筋交いを追加したり、構造用合板を増し貼りしたりします。これは、地震の揺れに対して壁が倒れないように、家の強度を上げる最も基本的な方法です。
• 筋交いの追加: 壁の中に斜めに入れる補強材(筋交い)を追加します。この筋交いによって、地震の横からの力(水平力)に対抗できるようになります。筋交いの材質や配置は、建物の構造や診断結果によって異なります。
• 構造用合板の増し貼り: 壁の表面に構造用合板を張り付けることで、面全体で地震の力を受け止め、分散させます。これにより、壁全体の耐震性が向上します。
• 家の土台をしっかりさせる:
• 基礎の補強: 基礎にひび割れがある場合は、専用の補修材で補修します。基礎が小さい場合や強度が不足している場合は、基礎を増し打ちして大きくしたり、補強用の鉄筋を加えたりします。
• 基礎と土台の緊結: 基礎と土台がしっかりとつながっていないと、地震の際に家が基礎からずれてしまう可能性があります。アンカーボルトなどの金物を使って、基礎と土台を強固に緊結することで、一体性を高めます。
• 家の骨組みを強くする:
• 金物による補強: 柱と梁、柱と土台など、家の骨組みの接合部分に、専用の金物(ホールダウン金物、かすがいなど)を取り付けます。これにより、接合部の強度が増し、地震の揺れで骨組みがバラバラになるのを防ぎます。
• 屋根を軽くする:
• 屋根材の交換: 重い瓦屋根を、金属屋根やスレート屋根などの軽い屋根材に交換します。屋根が軽くなると、建物の重心が
下がり、地震の揺れを軽減する効果があります。
ほんの一部ですが、いろいろな補強工事があります。
最近は、制震ダンパーなども用いて、より地震に強い家を目指して計画することもあります。
少し前にも広島でも震度3でしたが揺れました。近い将来にくる大きな地震に対して、今のうちから備えておくべきだろうと思われます。
つまり、耐震踏査は、不動産の”健康”を守り、”長期的な資産価値”と”安心”を提供するための、プロフェッショナルなサービスなのです。
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