こんにちは、広報の岡本です!
先日、弊社で標準仕様としてご案内することの多い外壁材「そとん壁」について、改めて学ぶ機会がありました。
製造元である高千穂シラス株式会社のご担当者様にご来社いただき、素材の特性から施工上の工夫まで、丁寧にご説明いただきました。

お話の中で特に印象的だったのは、そとん壁の原料となる「シラス」が、九州南部の火山噴出物から生まれたものであり、
数万年という時の流れを経て蓄積された自然素材であるという点です。
単なる建材ではなく、自然の力そのものを纏った素材なのだと感じました。
また、性能面についても改めて理解を深めることができました。
高気密・高断熱の住宅がスタンダードとなっている昨今、気密性が高まることで発生する「湿気」への対策も重要になってきています。
その点、そとん壁は“呼吸する壁”として、超微細な多孔構造をもち、水蒸気などの湿気は外へ逃がし、雨水のような大きな粒子は通さない特性があります。
さらに、断熱性についても、一般的なモルタルと比較して熱伝導率は約1/6。
内部に微細な空気層を含むことで、高い断熱性と省エネ性能を発揮します。
夏場には打ち水のように壁面に水をかけることで、そとん壁の表面温度が下がり、室内の温熱環境が改善される効果もあるそうです。
加えて、化学成分を含まない自然素材であることも、私たちが大切にする「おうちで健康」な暮らしづくりと深く結びついています。
大地に生まれ、大地に還る。そんな循環の中にある素材の力を、改めて実感しました。
弊社では、そとん壁の通気性や防水性を実験器具を用いて検証し、YouTubeでもその様子を公開しております。ぜひご覧ください。
これからも、自然素材に対する理解を深めながら、より良い家づくりを皆さまにご提案していけるよう努めてまいります。























